Amazon Linux AMI 2011.09がリリースされてベータが取れました
Amazon Linux AMI
Amazon社が提供しているLinuxのAMIです。今までベータ表記がありましたが、このバージョンからベータが取れました。以下のような特徴があります。
- Amazon Linux AMIのベータが取れました。
- Amazon Linuxセキュリティセンターが利用可能になりました。
- initramfsを作成するためにmkinitrdからdracutになりました。
- gnupg1とgnupg2は代理用に同時に存在することができるようになりました。
- PHPスクリプトはオプションとしてPHP-FPMを利用可能です。
- EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)リポジトリを利用可能になりました。デフォルトOFFです。
- インストールパッケージの更新があった際には日時でメッセージが出るようになりました。
- AWS CloudFormation起動スクリプトが含まれていて、アプリケーションをインストールや設定するためにテンプレート内に書かれたメタデータを利用することができます。そして、インスタンスの起動に合わせてアプリケーションをスタートしサービスすることができます。
この中でEPELが使えるようになったのが大きいですね。
自身のAMIがどんなものが確認してみましょう。
$ cat /etc/image-id image_name="amzn-ami" image_version="2011.09" image_arch="x86_64" image_file="amzn-ami-2011.09.1.x86_64.ext4" image_stamp="0441-6b50" image_date="20110922013501" recipe_name="amzn ami" recipe_id="2aaca5dd-b34f-4a46-8281-d2471ce38631"
確かに新しいです。早速試してみましょう。
EPELを利用する
EPELを利用するには、yumにオプションを加えることで利用可能です。
$ sudo yum update --enablerepo=epel
使えるパッケージリストを見てみましょう。
$ sudo yum list --enablerepo=epel Loaded plugins: fastestmirror, priorities, security, update-motd Loading mirror speeds from cached hostfile * amzn-main: packages.ap-northeast-1.amazonaws.com * amzn-updates: packages.ap-northeast-1.amazonaws.com * epel: mirrors.coreix.net 246 packages excluded due to repository priority protections Installed Packages ・・・
まとめ
Amazon Linux AMIが正式版になり、使えるパッケージが増えました。Amazon Linux AMIは各種設定ずみのAMIですので、OSやミドルウェアのセットアップそのものに時間を掛けずにサクッとサービスインするために無くてはならないものですね。AMIを使いこなしてAWSマエストロになりましょう!